■研究企画部門 − 食品加工研究室

■所在: (本所)  TEL(0957)26-4279 / FAX26-9197
■職員数: 研究3 嘱託1

当研究室は、2009年(平成21年)4月に発足しました。

旧流通加工科時代の業務のうち、農薬分析関連業務が他部門へ移行し、県産農産物の加工、品質評価、鮮度保持など食品加工研究に重点をおいた調査研究を行うこととなりました。

現在、県の研究機関が連携して取り組む戦略プロジェクトのひとつ、有色ばれいしょの加工品開発およびアスパラガスの加工技術開発などに取り組んでいます。


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現在取り組んでいる研究課題の紹介

1.有色ばれいしょの加工品開発

(1) 背景

県内の食品企業には、長崎らしさのだせる原料農産物へのニーズがあります。 一方、長崎県は全国2位のばれいしょ生産県ですが、その加工品や土産品はまだ多くありません。

(2) 目的

当センターが作出し品種登録しました「西海31号」(写真)は、皮色、肉色ともに赤色で、アントシアニンを含んでいます。 その色や機能性などの特性を生かし、長崎らしい加工品を開発します。

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(3) 内容

品種特性や色調、食感を活かした加工品開発と、周年安定供給のための1次加工技術、長期保存技術の開発に取り組みます。

並行して、有色ばれいしょの安定収量確保のための生産技術の確立に、馬鈴薯研究室が取り組みます。

  馬鈴薯研究室のページへ

参考資料

西海31号(ドラゴンレッド)のリーフレット(A4版)

西海31号(ドラゴンレッド)のリーフレット(A6版)

西海31号(ドラゴンレッド)のお菓子レシピ集

西海31号(ドラゴンレッド)のお料理レシピ集

2.規模拡大を目指した露地アスパラガスの生産技術確立

− 未利用部位を活かした加工技術の開発 −

(1) 背景

本県のアスパラガスの産出額は約24億円(全国第4位)ですが、近年栽培面積が伸び悩み、横ばい傾向で推移しています。  アスパラガスは、国産品の消費の伸びが期待でき、単価も比較的安定しているため、その生産拡大は、消費者と生産者の双方にとって有益です。  そこで、当センター野菜研究室では、生産拡大と水田利用率向上のため、アスパラガスの露地単年どり栽培体系の確立に取り組んでいます。  ところが、アスパラガスは栄養特性に優れた野菜にもかかわらず、長さをそろえるために切断される部位や、規格外品は廃棄され、その量は、生産量の10%程度にも及びます。

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(2) 目的

当研究室では、収穫調整時に廃棄されている未利用部位や規格外品の加工利用について研究します。

(3) 内容

部位別成分特性の解明、一次加工適性や 一次加工品を利用した加工品の検討を行います。


終了した研究課題の成果の紹介

1.ツバキ油の臭いを軽減した非加熱搾油のスキンケアオイルの開発

(1) 背景

長崎県のツバキ油は全国1,2位を争う生産量で、そのほとんどが五島地域で生産されている。ツバキ油の使用を阻害する要因が、独特の臭気とべたつき感であることが、アンケート調査の結果わかりました。

(2) 目的

そこで、製造工程における臭気成分の発生状況を調査し、臭気成分の発生を抑える搾油方法を検討し、臭気を抑えたスキンケアオイルの製造に取り組みました。

(3) 内容

ツバキ油の臭気成分の発生は、搾油前の加熱処理の段階で強くなることがわかりました。加熱工程を入れずに、地元で製造可能な非加熱搾油法を研究、開発しました。

(4) 成果

非加熱搾油のツバキ油は、臭気成分を低減するとともに、べたつき感も低下することがモニター調査による官能調査で確認できました。非加熱搾油のツバキ油は、新上五島町振興公社より製品化します。