第14回全国棚田(千枚田)サミット開幕
地域振興班 係長 久原
棚田は、日本の原風景として、四季折々の美しいその景観で潤いと安らぎを与えてきましたが、経済効率重視や担い手の減少などにより、荒廃化が進み存亡の危機に直面しています。
そこで、第14回全国棚田(千枚田)サミットは、全国の棚田(千枚田)を有する市町村、棚田保全に取り組む団体・個人が一堂に会し、環境保全や生産の場としての水田、文化遺産としての棚田保全の意義や必要性をお互い理解しあい、都市住民など多くの国民の理解と合意を得て、本格的な中山間地域の維持活性化につなげるようと、長崎市と雲仙市において、10月18日(土)までの3日間、開催されます。
1日目の16日には、東京農工大学 千賀裕太郎教授から「みんなで語ろう、棚田の未来」と題した基調講演、長崎市立神浦小学校6年生による「大中尾棚田にたずさわる人々」の研究発表、大中尾棚田見学会が行われました。
千賀教授は、
棚田地域の最大の問題は、これまで農業を支えてきた昭和一桁世代のリタイア等による過疎化の急速進行をどうくい止めるかという人口論的課題であり、今までの交流人口の増大から、今後は定住人口を増やすことを本格的に考えなければならない時代に入ったこと。
世界食料・エネルギー・経済危機、価値観・ライフスタイルの変化で参入したい人は今後ますます多くなるので、棚田地域の人口増加に向けて、外来者の参入・受け入れ条件をつくることは、目的意識的に取り組めば、困難ではあるが十分に可能であること。
閉鎖的な地域には参入できない、参入したいという選択に足る「人」「住」「食」「職」を農村地域に取り戻す個々の地域の自助努力に期待がかかること、また行政の役割も重要なこと。
などについて、実践事例を紹介して語られ、この気候風土と自然生態系の豊かさ、そして勤勉な人間性を生かしてこそ、現代社会の病気である過疎は諦めなければ直ります。棚田はひとりでには残らない、棚田地域の未来をみんなで描いてゆきましょう!と結ばれました。
2日目の17日(金)には、雲仙市において、千々石町清水棚田の見学会、5つの分科会、全体交流会が、3日目の18日(土)には、雲仙市立千々石第二小学校5・6年生による研究発表、分科会報告、共同宣言、次期開催地挨拶(新潟県十日町市長)が行われます。


【歓迎アトラクション『龍踊り』 長崎県観光龍踊り会】


【全国棚田(千枚田)連絡協議会
会長あいさつ 古口 栃木県茂木町長】 【第14回全国棚田(千枚田)サミット実行委員会
会長あいさつ 奥村 雲仙市長】


【来賓祝辞 久間衆議院議員】
【来賓祝辞 本間九州農政局整備部長】




【基調講演:「みんなで語ろう、棚田の未来」 東京農工大学 千賀裕太郎教授】
【長崎市立神浦小学校6年生による「大中尾棚田にたずさわる人々」の研究発表】




