島原深江土地改良区「農林水産大臣賞」受賞報告会開催


農業農村整備優良地区コンクールにおいて、農林水産大臣賞を受賞した島原深江土地改良区の受賞報告会が、平成18年8月18日に開催されました。

島原深江土地改良区は、雲仙普賢岳災害での被災農地の復旧に携わり、被災農家の営農復興を支援してきました。

理事長の川田典秀さんは、「農地復興のため、事業推進に努力された農業者の皆さん、関係者の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。今後とも地域農業の発展に向けて努力して行きたい。」と受賞の喜びを報告されました。

また、地元の青年農業者の北尾司さん(島原市)と廣瀬佳剛さん(南島原市深江町)は、「立派に復興した大地の中で自然と共存して、地域の農業者の皆さんと一緒に、全国に誇れる農産物を生産して行きたい。」と抱負を述べられました。

平成13年度に完了した畑地帯総合整備事業の島原・深江地区では、整備面積の約30%に当たる98.6haに施設園芸が導入されて集約的農業が営まれています。

また、そのほか、だいこん、にんじん、ばれいしょ、レタス等の露地野菜や葉たばこ、飼料作物などの土地利用型作物の規模拡大が図られ、効率的な営農が行われています。

地区の概要

本地区は、葉たばこを中心とした農業が盛んな地域であったが、平成3年からの雲仙普賢岳噴火災害により壊滅的な被害を受けた。
そこで、災害復旧を契機に地域農業の生産性の向上と施設園芸等による強い農業を再構築するため、区画整理と共に畑地かんがい施設の整備を行い、多種多様な作物の導入が可能となった。
現在では、本地区の整備が、畑地が多い島原半島において畑地整備の起爆剤となり、新たに担い手畑総事業13地区が実施されるなど、優良地区としての波及効果は非常に大きい。
受賞理由

@ハウス等が導入され、施設面積が被災前の18haから97haに増加した他、果樹(もも)、野菜(メロン、すいか、アスパラガス)、花き(きく、洋ラン)等の産地化が進み、施設園芸を中心とした担い手育成に大きく貢献した。

A露地園芸作物としては、区画整理により葉たばこにおける大型機械の導入が可能となり、省力化が進み1戸当たりの経営面積が1.40haから2.58haへと大幅に拡大した。

B1戸当たりの農業産出額が1戸当たり県平均額の約2.5倍にまで達しており、被災した農家がゼロから島原半島のみならず県の農業を牽引するまで発展した整備効果は非常に大きい。

C本地区の整備が、畑地が多い島原半島において畑地整備の起爆剤となり、新たに担い手畑総事業13地区609haが実施され、今後も計画的な整備要望が半島一円に広がるなど波及効果が非常に大きい。

  島原・深江地区畑総区画整備全景
  
 ハウス栽培 洋ラン  ハウス栽培  いちご
   
 にんじん  多孔散水状況  緑肥作物  ひまわり
   
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