新規就農者の確保を目指して 〜諫早農業高校で親子面談〜
                                       普及企画班 主任技師 中村


長崎県立農業大学校のホームページ

平成20年5月16日(金)、長崎県立諫早農業高等学校において、今年入学した1年生280名の内、就農予定者32名を対象に親子懇談会が開催されました。この中の9名が島原農業改良普及センター管内の生徒であることから、今回はじめて、島原農業改良普及センターも参加しました。

●島原農業改良普及センターの管内では、毎年70人前後の新規就農があります。
普及センターでは、新規就農者が意欲を持って農業に取り組めるよう、目標設定や就業条件整備を推進したり、専門別技術研修会や指導農業士・GLAとの交流の場をつくり、フォーローアップに努めています。
平成19年度からは、長崎県立島原農業高等学校の就農予定者の家庭訪問を実施するなど、「新規就農者の確保」にも力を入れています。その一環として、今回、諫早農業高等学校を訪れ、島原農業改良普及センター管内の就農予定者を対象に親子面談を行いました。

 
 諫早農業高校1年生(就農予定者32名)

●高校に入学して初めての中間テストが終わり、ホッとしている生徒とその保護者が集い、親子懇談会が始まりました。
まず、諫早農業高等学校戸田教頭から「農業の後継者として高校でしっかり基礎を学び、農業大学校、研修センター等で視野、知識、技術を深めて欲しい。」とあいさつがあり、次に県央農業改良普及センターの中島次長が、最近の消費者の動向、生産者の取り組みについての話と激励のあいさつを行いました。
諫早農業改良普及センターの川口係長は、青年農業者の活動や認定就農者制度について説明を行いました。

その後、平成11年に諫早農業高等学校を卒業した吾妻町の谷崎直登さんから自営体験の発表をしていただきました。
谷崎さんは、現在、雲仙市吾妻町青年農業者連絡協議会に属し、平成19年度は同協議会の会長を務めました。
ブロッコリー、たまねぎ、施設野菜を栽培し、家族と一緒に意欲的に農業に励んでいます。
「農業経営は収支を把握し、10a当たりの収益向上に努めることが大事」と、いろんな失敗談も交えての話や「自分は農高卒業後、種苗会社に行ったので全国規模で友人ができたが、農業大学校卒業の友人には長崎県内や近所に仲間がいるので、うらやましい点もある。」と経験をいかしたアドバイスがありました。

 
 諫早農業高等学校卒業生 谷崎直登さん(雲仙市吾妻町)

●研修会終了後に、島原農業改良普及センター職員と、島原管内就農予定者7組との親子面談を行いました。
パンフレット「就農を目指して」を活用し、島原半島で就農した先輩達(青年農業者)の就農までのプロセスの紹介や関係機関の支援体制について説明を行いました。
まだ入学したばかりなので、具体的な進路イメージはないかもしれませんが、この親子面談をとおして、農業後継者の就農意欲の向上が図られることを期待します。
今後も、日ごろの普及指導活動を通して、農家巡回、家庭訪問等を実施し、新規就農者の確保に努めていきます。

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