「5年後の自分を見つめて」 島原農業高校3年生が「就農計画」を作成
                                                                                                        普及企画班 主任技師 坂口


長崎県立島原農業高等学校のホームページ

平成19年12月6日(木)、長崎県立島原農業高等学校の3年生13名が一堂に会し、5年後を目標に自立した農業経営を目指す「就農計画」を作成しました。

作成した「就農計画」は年内に申請を行う計画であり、知事から認定され「認定就農者」となった生徒には、平成20年2月6日(水)に島原市内で開催される予定の「平成19年度長崎県立島原農業高等学校、3年生農業後継者激励会」で「認定証」の授与が行われます。

「認定就農者」とは、一定の技術・経営能力を有しており、将来、農業経営の担い手となることが期待される意欲的な就農予定者が作成した「就農計画」を、また、新たに就農しようとする青年等を農業に就業させようとする農業法人等が作成した「就農計画」を、知事が「就農促進方針」に照らして認定を行った就農予定者のことです。

「認定就農者」に対して、島原農業改良普及センターは重点的に支援を行っております。 (就農支援制度の概要)


この日は島原農業高等学校の期末テスト最終日で、テストが終了した後、午後の時間を活用して作成を行いました。周りの生徒が帰宅する中、この13名は弁当を持参し陳内教諭の指導のもと作成に入りました。生徒達は各々パソコンに向かい、「就農計画」の様式に沿って「目標」を記入していきます。始めは、両親が経営している作目と規模とは別に、「自分が作付けしたい作目と規模」を決定するのに試行錯誤する生徒が多かったのですが、いざ、目標とする経営内容が固まると作成の速度はどんどん上昇していきました。


 
作成に当たっての生徒の声を一部紹介します。 

  @家の経営は、露地野菜の作付けだが、自分は「施設野菜」を作付けして、親とは経営内容を
   区分けしたい。気象災害などでどちらかが転んでも補えると思う。

  A卒業後は直ちに自分の家で農業に従事し、青年農業者組織(4Hクラブ)にも加入する。普段
   から近所の5歳以上年上の先輩と「ビニールの張り替え作業」などを通して交流があり、「4Hク
   ラブは良かぞ!」、と話してくれる。

  Bコストを抑えた肉用牛繁殖の経営を行う自負がある。家の経営の手伝いを通してその見通し
   は明るく、4月から直ぐに自分の家で農業に従事する。また、牛の血統についても考えがあり、
   選りすぐりの牛を肥育牛として育てるのも楽しみだ。

島原農業改良普及センターでは、当日、島原市内で「認定就農者」として活躍している先輩の事例を紹介し、また、5年後の経営で農業所得300万円以上を目指すための「経営作目と規模」について指導を行いました。

このような「農業担い手の確保・育成」を支える取り組みを今後も重点的に支援していきます。

  【作成を指導する陳内教諭(左)と普及センター坂口主任技師(右)】
   
   
  【作成の様子(早く書き上げた生徒は周りの生徒の作成に助言)】
   
   
   

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