青年農業者が「有色ばれいしょ」について研修を実施
                                                                                                      普及企画班 主任技師  坂口


ばれいしょの需要量は、国産の生食用が減少し、冷凍の輸入品が業務用を中心に増加傾向にあります。

長崎県総合農林試験場愛野馬鈴薯支場では、新規需要の開拓と拡大を図るために、機能性成分のアントシアニンを含み、肉色が赤色で、加工及び調理適性の高い「西海31号」を育成し、現在品種登録申請中です。

また、独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センターでは、育成した「有色ばれいしょ」新品種の宣伝のため、平成19年11月22日(木)に東京都内で開催された「JFフードサービスバイヤーズ商談会2007 」に出展しました。

島原半島地区青年農業者連絡協議会では、「有色ばれいしょ」への関心の高まりを受けて、平成19年12月18日(火)、ばれいしょを主幹作物とする青年農業者が愛野馬鈴薯支場を訪れ、「有色ばれいしょ」について2回目の研修を行いました。 (前回:10月17日開催)

まず、「有色ばれいしょ」の「ポテトチップ」や「ふかしいも」を試食してニシユタカ、デジマ、アイユタカと「西海31号」及び「北海道の新品種」を比較し、これを踏まえて育種栽培科の田宮科長から、試験データに基づき、「有色ばれいしょ」の特性を活かした栽培技術と販売可能性について研修を受けました。 
 
青年農業者は、ニシユタカ、デジマ、アイユタカを栽培しており、この3品種との収量差やデンプン価の違い、栽培方法について聞き取っていました。青年農業者からの質問内容を一部紹介します。

 @「有色ばれいしょ」の栽培特性、流通状況について
 A北海道で育成された品種を、島原半島で栽培した場合の品質、収量について
 B最近の気象変動に適応した、既存品種の栽培方法について  

研修会を重ねるたびに青年農業者からの質問数も増えており、ほ場研修では愛野馬鈴薯支場の職員の皆さんと気軽に話す雰囲気が高まってきています。

島原農業改良普及センターでは、ばれいしょ産地を担う青年農業者のこのような取り組みを今後も支援していきます。

   
 【西海31号のポテトチップ】  【試験中のばれいしょのポテトチップ】
 【ふかしいも(左から、インカのめざめ、試験中×2、西海31号、ニシユタカ、デジマ】
 
 【研修の様子】
☆ 島原農業改良普及センター ホームへ