南島原市「新規就農者親の会」を開催しました
                                          普及企画班 坂口主任技師

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平成19年8月31日(金)、南島原市の平成17年から19年に就農した新規就農者の両親を対象とした「新規就農者親の会」を南島原市有家町で開催しました。
 
南島原市担い手育成総合支援協議会(事務局:南島原市農林課)が主催して呼びかけ、8世帯9人の出席で会が行われました。出席者は平成19年度に新規就農した後継者の親の方が中心で、後継者全員が4Hクラブに加入しています。今回、「後継者にとってやりがいの持てる就業条件」を主題に研修会や意見交換を行いました。

 【南島原市新規就農者親の会の様子】

研修会では、青年農業者の活動紹介として、加津佐町4Hクラブがプロジェクト発表(大地と共に!ばれいしょ栽培における葉面散布および客土の効果)を行いました。
発表者の門畑一也さん・太畑和美さんから「4Hクラブ活動には積極的に参加させて欲しい。」との要望が出され、出席者からは「魅力ある4Hクラブ活動の展開を期待しています。」といった声があがっていました。

次に、魅力ある就業条件の整備事例として、口之津町青年農業者連絡協議会の平正賢さんが事例紹介を行いました。
○就農時は仲間が少なかったが、4Hクラブに加入することで徐々に仲間が増えたこと。
○台風被害に遭遇したのを機会に、経営に対して真剣に取り組むようになったこと。
○家族経営協定を締結している中で、一番実行していることは「よく話すこと」。

 【左から、太田和美さん・門畑一也さん・平正賢さん】

意見交換では、出席された9人の親の皆さんから、就農してからの様子や悩み、要望や今後の展望について意見が出されました。


○親は就職と考えていたが、本人の意志で就農した。それでも就農時は4Hクラブ加入を拒んでいたが、地域の先輩が積極的に引っ張ってくれたおかげで今では4Hクラブへの魅力を感じ始めているので仲間づくりは安心している。技術については、農業機械の操作をまず修得させたいので、一緒に作業を行っている。
今回の会では、これからは農業機械を個別に所有する時代ではないので、共同利用について研究して後継者へと引き継いでいくための情報を得たい。

○農業高校を卒業後、一年間県外で修行させたので即戦力と期待したが、仕事に慣れてくると手を抜くことも出てきた。
 今回の会では「仕事に自覚を持たせるためにはどうすれば良いか」をつかみたい。

○就農後、初めのうちはやる気を見せていたが、最近は体がきつく感じるようである。4Hクラブに加入することで社交性が増してきた。今回の会では、やる気を引き出す秘訣を知りたい。
   
  【 意見交換の様子 】

○農業高校を卒業後、ニ年間県外で修行させたが、現場ではまだまだ「見習い」と感じるので、まずは機械操作を覚えさせている。「見習い」と感じるので、小遣いの定額給料制は、まだまだ先のことと考えている。
今回の会では「給料制」についてそれぞれの考えを知りたい。

○後継者が幼い頃からコミュニケーションは密に行ってきたし、農業所得を含めた経営の中身を父親だけが独占することなく、家族みんなに公開していたことから、後継者が就農意欲を明確にしたのが中学生の頃、と早かったと思う。家族経営協定を締結するのも自然の流れであったし、後継者も将来を見据えて新規品目にチャレンジ中である。今回の会では、他の家庭の状況を知りたい。

○農業高校を卒業後ニ年間県外で修行をさせた。そのことを施設栽培に活かしているが、今後は販売先の消費者ニーズを的確に把握した上で栽培品目を選定するとともに、加工品への挑戦を始めている。

○農業高校を卒業後、一年間修行させたが、様々な経験の中から農業に対する生き甲斐を見いだして欲しいので「他産業のことを経験」させている。

○就農計画を立てて認定就農者となったのは、本人の自覚を促すことにつながっていると思う。ごく近所に仲良しの新規就農者がいることは頼もしい。
   
  【 意見交換の様子 】
 
会を通して、今回まとめとして次のような方向性を示すことができました。

○家族経営の中で後継者にやりがいを持たせるための一つの手段として「家族経営協定」で役割分担や就業条件を明らかにすることが有効である。

○4Hクラブの活動に早くとけ込み、さらに仲間づくりの場として活用を図るため、関係機関からも4Hクラブの魅力を引き出すことが有効である。

○「見習い」から「経営者」としての自覚を促すため、栽培技術の研修を実施することが有効である。

南島原市担い手育成総合支援協議会ならびに普及センターでは今回の意見を基にした支援を展開していきます。

島原市新規就農者親の会開催(平成19年8月23日)
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