グリーンライフアドバイザー渡部ヒロ子さん佐賀県武雄市女性農業者研修会で事例発表
                                                                       普及企画班 大浦主任技師

平成18年9月12日(火)、佐賀県武雄市の女性農業者研修会に島原半島グリーンライフアドバイザーの会会長の渡部ヒロ子さんが講師として招かれ、「ゆとりある生活を目指して」と題して、事例発表を行われました。

 

自分の経営について、「何をするにも家族全員で」「家族全員で参画する農業経営」として、今までの経過と農業経営に対する考えを話されました。

結婚されてから、「これからの経営をどうしようか」と夫婦で話し合いを重ね、露地みかんをブロイラーへ転換、それと同時に経営も任されたこと。

2人の子供さんも小学校低学年の頃から仕事を手伝ってくれ、お父さん、お母さんも経営は譲ってくれたものの仕事はよく手伝ってくれて「何をするにも家族全員で」と言う家族の一生懸命さが大きな力になっていたこと。

オールイン・オールアウト方式(雛を一定期間内に入れ出荷も一定期間内に終える)の実現により、病気の発生が殆ど無くなったこと、また、出荷後の空舎(鶏が一羽もいない)期間が20日くらいできたため、心身共にリフレッシュしようと海外の視察研修や技術セミナーなどへ積極的に参加したり、ブロイラーに情熱を燃やしている仲間を求めて九州はもちろん中国四国までも足を伸ばしお互いの技術や情報交換をし経営の夢をふくらませたこと。

健康増進とストレス解消のためにと夫婦で始められたバドミントンを通した世代の違う若者達との交流はとても新鮮で、家族ぐるみでスポーツを楽しみ、自分が楽しみ家族が愉快にゆとりと豊かさを追求しなければ農業経営の発展は望めないと思うこと。

お母さんは家族のために家庭菜園で1年中新鮮な野菜を食卓に届け、また家で食べきれない野菜は近くの直売所に出荷するようになり張りきって野菜作りに励まれ、農業者であったからこそ自然を相手に生き甲斐を見いだし充実した老後を送ることが出来るような気がすること。

 

2人の子どもさんも就農され結婚されていますが、結婚するに当たっては家族経営協定の締結が大きな意義があったこと、それは結婚の了解を得るとき、我が家の経営の取り組みをはっきり伝えることができ安心してもらえたこと、家族として迎える婚約者にも結婚してからの生活や仕事の役割分担について十分に話し合うことができたこと。

朝事務所で顔を合わせたら大きな声で挨拶をし、仕事を終え事務所を出るときは「お疲れ様でした」といたわりの声をかける、これが家族が仲良く暮らしていくための渡部家のルールであること、経営もオープンにし家族全員が共同経営者として何でも話し合える基礎作りが出来たこと。

認定農業者の共同申請を行い、改めて共同経営者として責任を感じ、厳しい農業情勢だからこそ女性ももっと勉強をし、力をつけて、夫から頼られるパートナーとして頑張っていこうと考えていること。

などについて話されました。

次に、島原半島グリーンライフアドバイザーの会で島原半島を4つのブロックに分けてそれぞれの地域で課題解決に向けて行っているプロジェクト活動から、「ゆとりある農家生活を目指して」について、パワーポイントを使って紹介されました。

   

最後に、「皆様の前向きな取り組みが後に続く人への道しるべとなるように頑張ってほしい、女性が輝けば地域が変わると言われています、農業がもっと輝くために私たち女性も一歩前へ踏み出す勇気を出しましょう」と激励されました。

島原半島グリーンライフアドバイザーの会会長として活躍いただいてます渡部ヒロ子さん、島原半島の女性農業者の皆さんも渡部ヒロ子さんを先頭に、共同経営者として、また地域農業の活性化や男女共同参画社会の実現に向けて活躍されることを期待しています。
 
 

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