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3月5日、長崎市蚊焼町の松本貞幸氏(長崎市の認定農業者)のハウス及び自宅において、長崎県農業会議主催による経営診断会が実施されました。これは、農業会議の事業の一環として行われたもので、中小企業診断士の田代拓哉先生と農業会議、長崎市、普及センターの各担当者が出席しました。 最初に松本氏のハウス(水耕みつば)で、田代先生よりみつばの生産状況などの聞き取りが行われ、その後、場所を松本氏の自宅に移し、事前に松本氏が関心を持っていた販売戦略のあり方について、経営改善計画の作成と合わせてマーケティングに関連する話がなされました。 現地での説明とアドバイス、意見交換を合わせて約3時間の診断会でしたが、松本氏は「常日頃もやもやと考えていたことがはっきりしたので相談を受けられて良かった」と話しておられました。
診断会の場では松本氏の経営状況に合わせた具体的なアドバイスがありましたが、そのほんの一部を概略だけご紹介します。
1.経営改善計画の作成にあたって @経営理念を明確に。自分の経営に対する気持ちを固めること。 A自分の経営品目を取り巻く環境の分析、強みの分析、弱みの分析を行うこと。 環境分析については、栽培品目の全国的な状況の把握が重要。 自分の経営については、弱みよりも強みをとことん見つけていくことが大事。 苦しい時は弱みに目が向きがちであるが放っておく。 強みについては、他人に聞いてみること。自分ではなかなか気づかない。 B経営主の行動改革を行うこと。 C今後5年間の経営改善計画を作成する。その際、まず、5年先の目標を立て、 そこから4年目、3年目、2年目、1年目というように手前に戻るような計画とす ることが重要である。 2.マーケティングについて マーケティングとは、販売活動をしなくても売れるシステム作りのことである。 @商品(農産物)は、生産者志向の商品作りから消費者志向の商品作りへ。 この場合、農産物そのものだけでなく包装の仕方や量なども含めての工夫が必 要。 A価格は、客が欲しがる単価設定が大事。(原価をこれ以下にする必要有り) B流通では、現在、9割を占めている市場取引がネックとなっているので、販売 チャネルの多様化を検討すべき。(生協や個人向けなども考慮) C宣伝では、無料の宣伝媒体の活用を検討すべき。 新聞などのメディアを利用する。相手も記事を欲しがっているので。
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松本氏ハウスにて |
松本氏自宅にて | |