牛の夏バテに注意!!

 

 牛が一日にどのくらいの水分を出すかご存じですか?糞、尿、汗等で1日15〜20Lの水分を出すといわれています。さらに、500〜600kgの牛で一般に500〜1000ワットの熱を出すといわれています。暑い時期に、このような条件が揃えば、熱射病の好条件となり、ストレスとして夏場から秋にかけての母牛の繁殖障害・子牛の増体低下の一因になります。この季節は「いかにして牛を涼しい環境で飼ってあげられるか」が重要になります。

<牛舎について>

・ 密飼いを避け、牛舎をできるだけ開放し換気をよくしましょう。湿度が高いまま夜間等に温度が下がると、結露等ができ病原細菌の増殖を招き病気につながりやすくなります。
・ 扇風機などで送風する場合は、熱の発生量の多い頸部、肩後、肩上部をねらって送風すると効果的です。
・ ハエなどの害虫対策も忘れずに。(詳しくは5月号を参考)

<放牧場・パドックについて>

・ 放牧場やパドックは日陰樹、棚等を設置し、いつでも日陰に入れるような環境を作ってあげましょう。困難な場合は、ヨシズや遮光ネットなどで日陰を作っても良いと思います。
・ 裸地化されたところを緑化する事も一つの手段です。
・ いつでも、自由に水が飲める環境にしましょう。これは、牛舎においても同様です。飲水量を増やすことで、体温の上昇を防ぎます。飲水場所に直射日光が当たらないようにすることも大事です。

<飼料の管理について>

・ 前回給与した飼料の残りは取り替えましょう。夏場は飼料が変敗・腐敗しやすく下痢の原因になります。
・ 餌の食い込みが悪い場合は、給与時間を変更してみてはどうでしょうか?午後の給与時間を遅らせて涼しい時間に給与したり、夕方の分量を2回に分けていつもの時間と少し遅い涼しい時間に給与するなどの工夫をしてみてはいかがでしょうか?

 

人間にとっても、過ごしにくい夏。いかに夏の疲れを秋に残さないように過ごすか、上記を参考に対策をとってあげて下さい。

 

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