第1回県北地域超早期母子分離研修会開催!!

 師走も押し迫った12月22日、JAながさき西海畜産センター(田平町)において生産者、関係機関など約
30名が参加する中、県北地域の超早期母子分離研修会を開催しました。
 この研修会は地域が広く、離島での実施農家が多い事もあり、本技術の実施農家は管内に点在しており、
これまで実施農家同士の交流が十分でなかったこと、また農家によってせり市等の成績にバラツキがあった
ことなどから、「実施農家の交流促進」と「優良事例の紹介」によって飼養管理のポイントを1つでも多く憶え
てもらうことを目的に、関係機関の協力を得て、開催の運びとなりました。
 なお、本研修会は今後も継続して開催していく予定です。

 

 「超早期母子分離」とは

  もとは酪農で始められていたもので、分娩、初乳を与えた後、3〜4日程度で子牛を親牛から分離し、カーフハッチと呼ばれる個別管理が出来る牛小屋等(右写真)において、代用乳(人工ミルク)を給与する管理方法で、和牛においては平成3年ぐらいから、本県でも平成9年ぐらいから導入されてきています。
 この技術の長所は個別飼いによる衛生環境改善や個体管理の徹底による子牛の下痢防止、発育向上があげられ、さらに母牛の繁殖成績が改善する副次的な効果まで得られることが試験研究等で分かっています。
 平成13年度末の調査では、この技術の実施農家数は県内全体で110戸程度、うち県北地域が56戸と県内最多であり、次いで五島の25戸となっています。
(一部実施を含めるともっと増えると思われます)

(ちなみに県北地域では宇久を主体に平戸、田平、福島、鷹島に多く見られ、肉用牛全体に占める割合は戸数で2%程度、頭数では10%程度になります)
 県北地域でこのように実施農家が多いのは、これまでの関係機関・団体の一体となった取組みによるものと思われますが、中でも規模の大きい農家で先進的に導入され、その結果が良かったため、周辺農家に波及していったと推察されます。
 近年、規模拡大による多頭飼育農家が増える中、有効な飼育管理方法と技術を定着させる必要があり、また管理方法も人力による授乳から哺乳ロボットへと替わりつつあります。

 


 

 

 

 


  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「地域研修会」

(1)地域アンケートの結果について

  県北の中でも超早期母子分離が盛んな松浦地区、
  生月・平戸地区での実施農家20戸を対象とした
  アンケート結果と市場成績等を関連づけて、飼養
  管理のポイントを普及センターから説明しました。

   

(2)我が家での超早期母子分離について

  代表として2名の生産者から体験談を発表してもら
  いました。
  
 @大石啓介さん(鷹島町)
   松浦地区より最近家の牛飼いを手伝い始めた若手
   畜産農家の代表として

 A石本みどりさん(平戸市)
   平戸地区において成績が良く、また授乳も担当する
   女性の立場代表として

  ※写真は石本みどりさんの発表の様子

   

(3)超早期母子分離の知見について

  県農業経営課の園田専技より、経営の話から栄養
  の話まで、生産者が儲けるためのポイントをわかり
  やすく説明していただきました。
 

 

   

(4)意見交換

  なかなか他の農家の管理などの情報が得られない
  ので、日頃から感じている疑問や質問など活発な議
  論がなされました。

 今回の様な研修会は今後も継続的に開催していきますので、興味のある方はぜひご参加下さい。
 また超早期母子分離技術においてご質問等がありましたら、当普及センター畜産担当(平戸支所も含む)
までお気軽にご連絡下さい。

 今回は平戸口中央市場管内で行いましたが、これからはさらに小さい単位での研修会や広域早岐家畜
市場管内並びに離島での開催などを計画しています。 

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