♪放牧について♪

放牧地(バヒアグラス草地)で過ごす親子 松浦市
従来、島しょを中心に、シバ草地での放牧が行なわれていましたが、残念ながら、現在は荒廃が進んでいる地域もあります。このような既存放牧地にバヒアグラスを導入し、草地の再生を図っています。もちろん、転作田や荒廃地にこのバヒアグラスを新規に導入し、草地を造成することも可能で、集約的な放牧への取り組みが行なわれています。 また、冬場の水田の有効利用ということで、水田裏を活用したイタリアンライグラスでの放牧も取り組まれています。
〜肉用牛振興ビジョン21より〜
◎放牧の効果
@生産コストの低減が期待できる!…子牛1頭あたりの生産費用額のうち、47%が労働費、31%が飼料費であり、この2つで
約80%を占めています。(農政局資料より) 労働力・購入飼料の削減がコスト低減の大きなポ
イントであり、放牧管理を取り入れた場合の効果は大いに期待できます。
A省力化が期待できる!…繁殖経営における労働時間の割合は、飼料調整給与44%、飼料生産25%、敷料運搬・ボロだ
し22%となっています。 (農政局資料より) 長崎県五島での調査では、放牧の実施により労働時間
が約4割軽減されたという結果が出ています。飼料の運搬やボロ出しのような、重労働から解放
されることにより、高齢者や、女性が主体となっている経営では大きな効果が期待できます。
B農地の有効活用と保全管理が期待できます!…牛は傾斜地でも行動可能といわれており、耕作放棄地となった農地や
山林の有効活用が期待されています。
◎放牧の形態事例
@バヒアグラス(暖地型永年牧草)放牧について・・・標高400m以下の山間部を中心に4月〜10月(春〜秋期)に行なわ
れています。
Aイタリアンライグラス(寒地型牧草)放牧について…水田裏には、早生品種で残根が少ない品種を利用し、転作田を利用
した放牧には、早生品種と晩生品種の混播で長期間利用を可能にしてい
ます。