カーネーションの2年切り栽培

1.導入に至った経緯及び現状

(1)コロンビア等の輸入品の増加や景気低迷による単価安等により、経営環境が日増しに厳しさを増している。

(2)カーネーションの2年切り栽培については、種苗費や改植時の労力軽減などの利点から佐世保地区において平成10年頃から、青年のプロジェクト活動などを通して取り組まれ始めた。

(3)平成14年度には管内で9戸、100aで取り組まれ、一部に3年切りなどの導入も行われている。

2.栽培概要

(1)切り戻し時期及び高さ  
 
         切り戻しの時期 : 6月中〜下旬           切り戻しの高さ : 10〜20cm


(2)水分管理

  生育ステージ  灌水方法
 切り戻し前〜直後の灌水

灌水はできるだけ控える。
灌水する場合は、天候、土壌水分を十分見極め、一度に多量の灌水は行わず、短時間で少量の灌水にとどめる。

 葉の展開前後の灌水
葉が完全に展開するまでは、灌水はできるだけ控える。
灌水する場合は上記と同じような管理を行う。
葉が完全に展開した後、株の状態をみて、徐々に灌水量を増やしていく。

(3)肥培管理

 施肥については、液肥主体。

 葉が完全に展開した後、株の状態をみて、徐々に施肥量を増やす。

(4)仕立て方法

  9月中旬から株あたり7本程度を残した。

 

3.2年切り導入に伴う利点及び欠点

(1)利 点

  ・種苗費が大幅に削減できる。
  ・改植の労力が軽減される。
  ・秋口の品質が向上する


(2)欠 点

  ・立ち枯れが発生する危険性がある
  ・出荷が遅れる傾向がある
  ・病害虫(特にダニ)の多発が懸念される。

    雨漏りによる立ち枯れ               雨の降りこみによる立ち枯れ

4.今後の課題

(1)出荷時期のコントロール
(2)仕立て方法の検討
(3)施肥量、施肥時期の検討
(4)病害虫の防除及び除草作業の軽減対策

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