全国茶品評会に出品された茶を真剣にみつめる真弓氏、前田氏

 − ところで、世知原町ってどんな所?
真「山の中にある小さな田舎まち(笑)。山の上から、小さな町が一望できますよ。」
− へへへ(笑)。ところで、来年4月には、お隣の佐世保市と合併することが決定しています。
真「佐世保市にも、いろんな名物がありますよね。来年からは、これらの名物とタイアップしたり、PRを一緒に行うなどを具体的に進めていきたいですね。佐世保市の名物の一つになれれば良いな。」
− お茶まつりの開催が、佐世保市民に世知原茶を知って頂くキッカケになれば。
真「そうだねぇ(笑い)あっ、それから、佐世保市ほかご好意で、お茶まつりポスターを掲示して頂いた方々、この場を借りてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました(満面の笑顔)」
  − さて、豊之さん自身の経営について、お尋ねしたいのですが。
真「うちは、生産から販売までやってます。だから、販売している緑茶に対して、「うちの茶畑で採れた」と説明できるし、自信を持って薦められるのが良いことだね。一方で、殆どの仕事を1人で考えて行動しなければならないことが苦労する点かな。だけど、なんでも出来るようになったから、良いことでもあるのかもね(笑)」
− 真弓製茶を、今後どのように伸ばしていきたいですか。
真「今のお客様を大事にして、更に新しい人達にも、真弓製茶の緑茶、世知原茶を飲んで頂きたいと思っています。先日、たまたまうちの緑茶を飲んで頂いた方から新しいオファーが来ました。一歩ずつ、新たなお客様が増えていけば良いなと思っています。」
− 生産面での目標は?
真「栽培面積がまだまだ少ないから、倍増したいですね。これからの10年間が勝負の時期。息子が学校を卒業するまでに、魅力ある経営と安定した基盤を創らなければ。」
− 2年前に乗用型摘採機を導入しました。経営の効率化を意識的に行っていますが。
真「乗用型摘採機は、本当に良いよ!整枝などの管理作業は、劇的に省力化されたね。今では1人でゆっくり作業しているもん、鼻歌交じりでね(笑)」
− 腕前が認められて、長崎県乗用型機械整枝競技会では前田泰男さんとのコンビで優勝もしました(燃えよドラゴン〜参照)。
真「初代チャンピオン(笑)。競技会も楽しかったしね。」
− さて、お茶つくりのこだわりをお聞かせ下さい。
真「世知原町が高冷地ということもあり、生産量より内質、特に香りを重視したお茶つくりを心がけています。やはり、その土地に合ったお茶つくりがあると思います。世知原茶は、昔から土地に合ったグリ茶(蒸し製玉緑茶)を生産することで、ハッキリした味と香りを追求してきました。」



全国お茶まつりイベント会場にて

 
− 将来、世知原茶を担う農家として、どのような農業をしていきたいですか。
真「今回のお茶まつりを通じて、世知原町の茶業農家が一つになり、そして、活気のある茶産地を創りたいですね。折角、先人達が頑張って創った地域銘柄『世知原茶』ですから、守っていかんば!」
− 最後になりますが、豊之さんは‘グリ研’のメンバーでもあります(第7回参照)。県北地域の茶産地を担う仲間達と出会えたことは、どう影響しましたか?
真「とにかく、良い仲間達と出会えたことが嬉しかった。本当に同じ立場の同業者だし、言いたいことをお互いになんでも言い合える。そして、この仲間達でいろんなことに挑戦してみたいと思っています。茶レンジャー(チャレンジャー)だからねっ!」
− ありがとうございました(笑)。
 あらゆる役職をこなす気鋭の農家でありながら、「近所のやさしいお兄さん」といった感じのキャラクターを持ち合わせる人であり、対談も始終なごやかに行われました。
 今回の写真の殆どは、全国お茶まつりの様子を紹介しましたが、右に有る写真は、なんと、全国お茶まつりの翌日、11月21日に、長崎市で行われました「ながさき実り・恵みの感謝祭」に、真弓氏が出店したときのものです。全国を股に掛けて、大活躍される真弓氏の今後にご期待ください!

 さて、次回の茶事放談は、今回の対談にありました「世知原お茶まつり」がどのようなものだったのか、農家と語ります。
 
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