−それならば、茶業の魅力って一体何だと思います?
田「荒茶を作って出荷するにしても日々の(入札)結果が個人に直接返ってくる。自分で頑張った分は、良くても悪くても自分の責任において自分に返ってくる。そこが、他の品目にない魅力を感じるとこかな。また、可能性という面で考えれば販売まであるしね。」
−実際に世知原町では販売まで一貫して経営している茶業農家もいますよね。
田「そうそう。自分のお茶をお客さんに飲んでもらって、直接、反応を得られるっていうのは魅力だよね。元気もでるし。」
−「職人でありたい」という茶業農家も多いけれど。
田「商売人になりすぎれば、茶園管理が手抜きになるということでしょ。まず、自分は、どこに出しても「美味しか」と言われるお茶を作ることが現在の目標。」
−目標は、納得のいくようなお茶を作ることですね。
田「そう。でも、まだまだじゃんなぁ〜(笑)。毎年、反省することばっかり(笑)。」
−「毎年反省」は、もはや合言葉になっている(笑)。
田「だけど、これがあるから頑張れるんだけど(笑)。我が家は、世界の国で例えるならば‘発展途上国’だから(笑)。幾らご時世が悪くなっても、まだまだ上を目指せる余地があるのよ(爆笑)。」
−途上国って(大爆笑)。
             
田「専業になろうかという時に、世知原町や松浦市で頑張っているトップレベルの人たちを見て、自分も頑張ろうって思った。農業の見通しは、暗いって言う人も多いけれど、農業でちゃんとメシ食っている人たちを見ると、暗いとばかりは言えない。だから、我が家には、もっと豊かになれる可能性が有るはず!」
−「やれる」って言われれば、本当に「やれること」になるって聞いたことがある。
田「そうよ!目標達成は、まだまだだけど、途上国だから、夢はあるわけよ(笑)」
 
                
 −今年4月に設立した「ながさきグリ茶研究会」について、聞かせてください。
田「なにより仲間意識がある。これが一番の魅力になっている研究会だと思う。」
−サポーターとして参加する関係機関の若手も、積極的に意見が言える研究会だと思う。
田「メンバー皆、志が一緒、目標が一緒という状態だと思う。だから、同じ立場で、ああじゃない、こうじゃないって意見交換ができるよね。」
−県北地域に残された、数少ない担い手の仲間ですよね。
田「そもそも、(自分を取り巻く環境が)大きな産地で仲間が大勢居るというわけじゃないから(笑)。世知原町、佐々町の自分と似た境遇の仲間たちと手を取り合って頑張っていきます!」
−来週には、グリ研で現地検討会もありますし(第7回参照)。
田「そう。こんな時に、いろいろ教えてもらえるわけよ、先進国に(笑)。」
−(笑)ありがとうございました。
  当初は、グリ研の話をもっと紹介しようと考えていたのですが、田中氏の茶業に対する意気込みがユーモア且つ真摯に表れていたので、こちらを多く掲載しました。これからの大いなる飛躍に向けて、大きく助走を始めた田中氏の今後の活躍にご期待ください。

 ということで、県北地域の新しい風−ながさきグリ茶研究会は、次回、拡大版で登場します。

 ご期待ください。
 
 グリ研誕生のキッカケとなった瑞穂町での研修(平成15年)
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