第5回「Don’t look back in anger」

 今回は、‘農家対談’という趣旨から外れますが、世知原茶業に担当者として深く入り、明日の世知原茶業について、農家に負けないくらい考え行動している若い町役場職員と対談しました。

 

 岩本建二郎主事について
 岩本主事は、世知原町在住の町役場職員です。現在26歳ですが、熱意と行動力で、親子ほど年齢が離れた農家からも信頼される気鋭の茶業担当者です。
 町役場に採用後、平成14年から産業振興課に茶業係に配属しました。
 また、世知原町内の茶工場経営農家で組織する‘世知原茶振興会’の事務局を務め、日夜、世知原茶を多くの方々に知って頂くよう、農家と共に様々な活動を展開しています。

 対談は、今年4月世知原町にオープンした‘山暖簾’のテラスで行いました。今回のお題は、「世知原茶業の1年間を振り返って、そしてこれから」です。

 岩本主事(岩)「遂に捕まった(笑)」
・ようやく実現(笑)。さて、岩本さんが考える世知原茶業ここ1年間のベスト3を聞かせてほしいんだけど。
岩「・・・(黙考)。ベスト3ではないけれど、自分のことで言えば、農家と冗談を言えるくらい仲良くなることが第1歩だったかな。今後に期待という面では、‘エコファーマー認定者協議会(現地情報参照)’が設立されたことですね。」
・うん。
岩「エコファーマー認定は他の産地との差別化という目的もあり、関係機関も一緒になって農家が取り組んだけれど、協議会は、認定者から(自主的に)設立するという動きに変わり、意識の高まりを感じた。しかし、産地として見れば、(エコファーマーが)いつまでも新しいものじゃないから。」
・次なる事も考えている?
岩「そうですね。他の産地との差というか。‘世知原茶とは何か’の特長を活かして差別化に取り組みたいですね。それが何かは、まだ分からないけれど。」
・ベスト3の一つに入ると思って聞くけれど、6月24日の長崎県茶品評会で、世知原町が上位に多く入賞したね。
岩「結果的には産地賞が獲れて良かったとは思う。しかし、他にも力のある農家がいるので、そういった人達にも入賞して欲しかった。」
・みんな頑張ったもんね。
                  山暖簾テラスにて
 ・担当者として世知原町の茶業農家に感じることを聞かせてくれないか。
岩「まず、自分が思っていた以上に、農家は馬力があって凄いと思った。それと、一人一人が‘飲んでもらうこと’を強く意識してお茶を生産していることかな。販売までしている農家が多いからかもしれない。」
・農家に求めることは何がある?
岩「自分の考えを貫く意見や行動を、もっと外に出して欲しい。‘よその産地がこうしているから行政やJAにやってもらいたい’というやり方ではなく、‘俺はこうしたい。だから協力してくれ’という意見が欲しい。上手く行政を利用して欲しいと思います。」
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