第4回 Winter's  Tale

 長らくお待たせしました。やっと第4回の登場です。
 更新できない間、多くの方々に励ましのお言葉を頂き、意を強くしました。今後も応援をよろしくお願いします。 
 
 さて、第3回の次回予告には「真夏に戦う茶農家」としましたが、私の周りの季節は駆け足で移ろい、「真冬に戦う茶農家」に変更してしまいました(苦笑)。対談相手は、当初の予定通りなのですが、写真や話しの趣がガラっと変わってしまったことを、お許し下さいませ 。m(_ _)m

 上ノ原宏二さんについて
 宏二さんは、筆者と同じ昭和45年生まれ。北松浦郡佐々町の牟田原免で緑茶生産を行っています。また、趣味はサーフィンなど、現代的な感覚を持ち合わせた地域の担い手です。
 高校卒業後、農家・自営業の後継者として茶業を始め、現在では「上ノ原製茶園」の事実上の経営主を務めています。
 県北地域では、唯一の「釜炒り製玉緑茶」を製造、販売し、昔ながらの「嬉野式製法」で多くのファンを獲得しています。 

 
1月28日、雪がまだ多く残っている宏二さん宅で、対談しました。今回のお題は「なぜ30代前半の若者が、昔ながらの釜炒り茶にこだわる?」です。

 

 − 雪、すごいねー。ここまで上ってくるのに、公用
車がスリップしそうだった。
宏二「日曜日の朝(1月25日)がすごかったね。
どこにも出られなかったもん。」
− 早速だけど、今年の抱負から聞こうか。
宏二「やっぱり、県の茶品評会で優等賞を取る
ことかな(キッパリ)。目標として。」
− 言ったねー、年頭から(笑)。
宏二「目標だもんね。言っとかないと。」

− 釜炒り製玉緑茶は、今や佐世保以北じゃ、宏二さんしか作っていないじゃない?蒸製に比べて生産性が劣る釜炒り茶を、なぜ、こだわって作っているのか、話して欲しいんだけど。

宏二「なにより、釜炒り茶を求める人がいるからね。
それが一番かな(横で聞いてた奥様も頷く)。需要があるから喜んで作っているという、うちの生活の手段って考えてもね。
 
釜炒り茶は、県の人たちが言うには、‘絶やしてはいけない’って言うけれど、そこは、あまり考えないね。今は、蒸製が主流じゃない?周りが蒸製ならば、うちの釜炒り製は、差別化商品として、(注目度が)大きいよね。オンリーワンというか。まあ、普通に蒸製を人並みにやっても、うちでは、やっていけないかなとも思う。」

                            

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