1-3 数字で見る県北地域の茶業

 ここでは、統計年表等で公表されている数字を紹介します。第1回で紹介しましたとおり、県北地域の茶産地は、世知原町、松浦市、佐々町が有名ですが、その他にも新産地として田平町、お茶の発祥の地として有名な平戸市などがあります。長崎県の茶産地全面積に対して22%、荒茶の生産量は13%とやや少ない割合になりますが、県北地域というやや冷涼な気候と中山間地域という立地条件が影響しています。しかし、茶の生産には最適な気候風土であり、生産量に反し品質面が優れるという特長があります。
 

 

 市町名

 栽培面積(ha)

 荒茶生産量(t)

 世知原町

 103

    70

 松浦市

  32

    39

 佐々町

  17 

    25

 田平町

   1

     0

 平戸市

     6

     2

 その他の市町

    8

     2

 県北地域合計

 166

   138 

 県 計

 751

 1,078

                      栽培面積は長崎県農林水産統計、荒茶生産量は園芸・工芸農作物・花き市町村別統計より
 1-4 県北地域の茶業農家、活動中!

 各産地の茶業農家は、グループを形成して、相互交流を通して技術の研鑽、情報の交換、経営の発展を行っています。そこで、ここでは、各産地の茶業農家による主要な生産組織を紹介します。

  まず、世知原町ですが、茶園での栽培・生産、出荷を研究する「ながさき西海農協世知原茶業部会」があります。部会員数131名と大きな組織ですが、各地区にある支部活動も行っています。
                                                 

平成14年 乗用型摘採機による一番茶摘採の実演会の模様(世知原町木浦原地区)

  また、出来上がったお茶の販売、PR、イベントへの参加を行う「世知原茶振興会」があります。会員数が13名とこちらは小規模の組織ですが、世知原町内の茶工場経営主で構成されます。世知原茶をより多くの人々へ認識してもらうために、町内外へ活動範囲を拡げる攻撃部隊的な組織です。
                                   

平成15年 緑茶表示方法についての勉強会の模様(世知原茶振興会と松浦茶業部会合同研修会)

  次に松浦市ですが、部会員数44名による「ながさき西海農協松浦茶業部会」があります。ここでは、世知原町の2組織で行っている活動を一手に担っています。また、下部組織として「茶工場研究会」等があり、場面に応じた勉強会を行っています。
 他にも「佐々町茶生産振興会」「田平茶生産組合」などが活動を積極的に行っています。

  さて、個々の農家の魅力を余すところお伝えすることは、なかなかできませんが、次回からは、いよいよ、農家対談、つまり茶事放談の登場です。お楽しみに。   

 


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